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森のカスタードクリームと呼ばれる幻の果物「ポポー」知ってる?

ポポー ご褒美フルーツ

ポポーは北米原産のバンレイシ科の果実で、一般的にはポポーと呼ばれている事が多いようですが標準和名は「ポーポー」となっています。
その他にその外観がアケビに似ていて果肉、種の様子が柿に似ているからでしょうアケビガキとも呼ばれています。日本には明治時代にすでに入ってきていたようで、戦後になって、病害虫に強く、無農薬で栽培できるという事で庭木などに一時栽培が広く普及したようですが、なぜかその後すたれ、今では「幻の果実」とまでいわれています。

ポポー

■ポポー(ポーポー)とは?

●ポポーは無農薬栽培
ポポーの樹皮や種子、新葉にはアセトゲニンといわれる強い殺虫成分が大量に含まれているそうです。なので、害虫に対しとても強く、無農薬で栽培できる果物とされています。

●ポポーの特徴
ポポーの実は一見アケビを思わせるような長楕円形の形で、大きさは不揃いです。色は薄いグリーンの果皮で、表面に艶はなく、熟してくると黒いシミのような部分が出てきて、中には黒い部分のほうが多いのではと思うようなものもありますが、中の果肉自体には問題ありません。
果肉は黄色から薄いオレンジ色で、中に柿の種を大きくしたような種がいくつも入っています。熟すと非常に香りが強く、トロピカルフルーツを思わせる甘くなんともいえない香りがします。味はねっとりとした果肉でとても甘味が強く酸味は甘さに隠れてあまり感じません。

カットしたポポー

■ポポー(ポーポー)の主な産地は

●日本では主に個人の庭木として栽培されています
ポポーは収穫後の熟変が早く、すぐに表面が黒ずんでしまう事と、熟すのも早いため、流通が難しく地産地消型の果物とされています。そのため、大規模な商業栽培が困難といわれています。また、栽培しやすいので家庭向けに苗木もホームセンターやネットなどで販売され、品種も色々とあります。

●日本一のポポーの里を目指す愛媛県櫛生
愛媛県大洲市長浜町櫛生では「日本一のポポーの里・櫛生」を目指し、現在、30戸余りで300本を栽培しているそうです。

●ポポーの旬
ポポーは4月から5月にかけて花を付け、収穫できるのは9月頃から10月となります。

●ポポーワインやポポーのソフトクリームも
茨城県日立市十王町は特産品としてポポーの栽培と加工に取り組み、ポポーで造ったワインやポポーのソフトクリームなども販売されているようです。

■美味しいポポー(ポーポー)の選び方と保存方法

●傷がなくふっくらとしたもの
ポポーは房のようにいくつも固まって実がなり、その実は大きいものや小さいものがまじっいます。出来ればふっくらと丸みがあり大きい物を選びましょう。
表面に傷など痛みがないものを選んでください。

●表面の黒いシミは気にしなくても良い
ポポーは収穫後時間が経過すると果皮に黒いタールを塗ったような感じ黒くシミが出てきます。でも、これは中の果肉にはあまり影響しないので無視して大丈夫です。外観は汚くなっていますが、中の果肉は綺麗なオレンジ色をしています。また、これが出てきたから食べ頃とも限りません。

●美味しい食べ頃の見分け方
ポポーは食べ頃になると独特の強い芳香を放ち始めます。この香りが十分に出ていて、軽く押さえた時に少し弾力を持って凹む位になれば食べ頃です。

●保存方法
ポポーの果実は保存性が悪く、収穫後すぐに熟してしまいます。まだ十分に芳香がたっていない状態のものは新聞紙などにくるんで冷暗所においておきましょう。すぐに熟すので毎日状態を確かめるようにしてくださいね。
十分に熟したものは袋に入れるか、ラップで包んで冷蔵庫に入れておきましょう。なるべく早く食べるようにしてください。

●ポポーの冷凍保存
食べ頃に熟したポポーは冷凍しておくことも出来ます。その場合は、皮を剥き、種を取り除いて切り分けた果肉だけの状態にしてラップを敷いたバットなどに広げ一気に冷凍します。凍ったものをまとめて保存袋などに入れて冷凍保存しておきます。食べるときは凍ったままか半解凍の状態でシャーベットのように食べます。
また、果肉をミキサーにかけるか裏ごししてピューレ状にしたものを冷凍しておくことも出来ます。そうやって保存したものはスムージーやシャーベット、アイスクリームなどの材料に使うといいでしょう。

■ポポー(ポーポー)の主な栄養素

ポポーは非常に栄養価が高いフルーツで、一般にバナナ、りんご、またはオレンジと同等かそれよりも大きい量でこれらの栄養素を含んでいます。

●豊富なビタミンC
ポポーは、ビタミンCを多く含む果物です。ビタミンCには老化やがんの原因とも言われている活性酸素を自らが酸化される事で身体を酸化から守ると共に白血球の免疫力を高める働きがあります。

●ミネラルも沢山含まれている
マグネシウムや鉄、銅、マンガンをはじめ、カリウム、カルシウム、リン、亜鉛などかなりの量が含まれています。

■ポポー(ポーポー)の美味しい食べ方

●ポポーは生のままスプーンで
食べ頃に熟したポポーの果肉はとても柔らかくねっとりとしているので、ナイフで切ったものをスプーンで果肉をすくって食べると美味しいです。

●ポポーの切り方
ポポーの果実の中には真ん中に種が沢山並んでいます。綺麗に半分に切ろうとするとその種が邪魔をして切れません。
ポポーを切るときは、全体の4分の1から3分の1位のあたりに包丁を入れ、種をかすめるようにして切ります。そうやって切ったものをスプーンなどで果肉をすくい取るようにします。

●ポポーのスムージー
ポポーの果肉とヨーグルトに氷を加えてミキサーにかけスムージーにして飲むととても美味しいです。

●ポポーの冷菓
ポポーをピューレにして、シャーベットやアイスクリームを作ると淡い色合いで香りもあり美味しいものが造れます。

●ポポーのムース
ポポーの果肉に対して同量(重量)の立てた生クリームをゼラチンで固めるとポポーのムースが作れます。アングレーズソースにピューレを加え、生クリームと合わせるとババロアになります。その他、マンゴープリンの要領で、マンゴーをポポーに置き換えてポポープリンも美味しいと思いますよ。

半分にカットしたポポー

ポポーを見かけたら是非、森のカスタードと呼ばれるポポーを食べてみてくださいね。

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