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「女性の果実」と呼ばれるルビーのような粒が輝く『ザクロ』

ルビーのようなザクロの実 身体を整えよう

国産も海外産も、9~11月頃に出回ります。代表的な産地はアメリカのカリフォルニア州やイラン、チリなど。国内は和歌山県や山梨県で生産されます。ざくろは古くから「女性の果実」と呼ばれてきた果実。ひとつの果実の中にたくさんの実がなるので、「子宝」や「子孫繁栄」の象徴とされてきました。アダムとイブがエデンの園で食べた果実は、実はざくろだった、という説もあります。
健康・美容効果としてはむくみの解消、抗酸化作用、動脈硬化の予防など。食べ頃のざくろは酸味が強すぎず、甘みとの絶妙なバランスが楽しめます。

ザクロ(石榴・柘榴)は、古代神話や伝承に登場するほど歴史の古い果物。

ザクロはザクロ科ザクロ属の落葉樹になる果実で、世界各地で栽培されています。古くからこの樹皮や根皮、果皮などは薬用としても使われてきました。さわやかな甘味と酸味があり独特の食感があります。夏の終わりから秋にかけて収穫されます。
食べるときは手で割って、中の赤い果粒をそのまま食べます。中の種はそのまま食べても大丈夫ですが、種が気になるようならはき出すか、あらかじめしぼってジュースにするとよいでしょう。
ジュースのほかには、「テキーラサンライズ」や「バカルディ」といったカクテルなどに使われる赤いシロップの「グレナデンシロップ」の原料となっているのがこのザクロです。

ザクロの旬

ザクロの旬は秋の初めで、国産も海外産も9~11月頃に出回ります。 代表的な産地はアメリカのカリフォルニア州やイラン、チリなど。日本国内で栽培されているザクロも、実をつけるのは秋ごろです。
ザクロは、中東や地中海地域が原産の果物であり、古くから食用や薬としての価値がありました。それは、ザクロが持つ豊富なポリフェノールに含まれる抗酸化力・抗炎症作用によるものです。

ザクロの花

ザクロの主な栄養素

カリウム
体内の余分な塩分を排出する働きがあるカリウム。高血圧の予防や改善に役立ちます。

ビタミンC
美肌に欠かせないビタミンC。皮膚のメラニン色素の生成を抑え、日焼けを防ぐ作用や、ストレスや風邪などの病気に対する抵抗力を強める効果があります。抗酸化作用も注目されていて、がんや動脈硬化の予防や老化防止にも有効であるといわれています。

エラグ酸
植物が含むポリフェノールの一種。抗酸化作用があり、がんや動脈硬貨の予防への効果が期待されています。また、メラニン色素の生成を抑える働きがあり、シミができることを防ぐ美白効果があるともいわれています。また、糖尿病を予防する効果、抗菌・抗ウイルス効果なども報告されています。

アントシアニン
ポリフェノールの一種で、抗酸化作用があり、活性酸素の発生や働きを抑えることが期待できます。また、目の網膜に存在しているタンパク質(ロドプシン)の再合成を促進する働きがあり、目の機能を改善するともいわれています。

タンニン
タンニンもポリフェノールの一種で、抗酸化作用があります。また、抗菌効果もあるといわれています。

皮に毒性あり?丸かじりはNG

ザクロの果皮や根皮を乾燥させた「石榴皮(せきりゅうひ)」や「石榴根皮(せきりゅんこんぴ)」は、ヒトの腸に寄生するサナダムシや回虫の駆除に効く漢方薬として知られています。この駆除効果は、イソペレチエリンなどの有毒成分によるもの。
有毒成分は根皮に多いといわれますが、果皮にも一部含まれているため、大量に摂取すると下痢や吐き気、めまい、麻痺症状などを引き起こす恐れがあります。
また、果皮に豊富に含まれているタンニンも、一度に大量に摂取してしまうと腹痛や嘔吐などの原因に。ザクロを食べるときは丸かじりせず、必ず皮をむいてから食べるようにしましょう。

ザクロの種は食べられる

ザクロの食べられる部分はつぶつぶの「種衣(しゅい)」
ザクロで食用とされているのは、果実を割ると出てくる粒状の部分。
「種衣(しゅい)」と呼ばれる箇所で、それぞれの種衣の中に1粒の種が入っています。
前述した果皮はもちろん、果実の中で種衣を包んでいる白い房や薄皮部分も食べられませんので注意してください。

そしてザクロを口に入れると気になるのが、種衣を食べたあとに残る種。
この種から抽出したエキスやオイルがサプリメントやスキンケア用品の原料になるほど、健康や美容にさまざまな効果があると考えられています。
産地や品種によっては硬くて食べにくいこともありますが、基本的には種ごと食べるのがおすすめです。

美味しいざくろの選び方

なるべく新鮮なザクロを選ぶときのポイント
・全体が赤く着色している
(在来種は熟しても色が薄いことも)
・重量感があり、表面に傷が少ない
・皮にしっかりとしたハリがあり、ふっくらとした膨らみがある

など。
ずっしりと重みを感じるものは、身がしっかりとついている証拠。茶色く変色していたり、極端に軽いものは避けましょう。

ザクロの実の保存方法

皮をむいて取り出したザクロの実の保存期間は、冷蔵で2~3日ほどが目安。
フリーザーバッグなどに入れて空気を抜いてから冷凍すれば、3ヵ月ほどの長期保存も可能です。
食べるときは凍ったままか、軽く自然解凍してからいただきましょう。

ザクロの美味しい食べ方

ザクロが手に入ったら、自分で実(種衣)を取り出して食べてみましょう。

5ステップで簡単!ザクロの実を取り出す方法
手順1:ザクロの先端のとがった部分を1~2cmほど切り落とす
実の詰まっている箇所まで切り落としてしまわないように注意しましょう。カット後、断面から実が覗いていればOKです。

手順2:包丁で果皮の表面に切り込みを入れる
果皮を一周するように、十字に浅く切り込みを入れます。包丁を深く入れすぎて実を傷つけてしまわないよう注意してください。

手順3:切り込みに沿って開くように割る
切り込みを入れた箇所を意識して、手でパカっと果実を割ります。

手順4:水を張ったボウルの中で実を取り外す
水の中で実を取り出すことで、薄皮は水に浮き、実はボウルの底に沈むので、簡単に薄皮と実を分けることができます。実や果汁が周囲に飛び散るのを防ぐことにもなり、後片付けも楽ちんです。

手順5:薄皮を取り除いてからザルにあけ、水気を切る
水に浮いた薄皮をすくい取ってから、実だけをザルにあけます。キッチンペーパーなどで実の表面の水気を拭き取ったら完了です。

まずはそのまま食べてみよう
そのまま食べる場合は、上記の「手順3」の状態から、とうもろこしの粒を取るように実を一粒ずつつまんで食べてもOK。
「手順5」の実をバラバラにした状態であれば、スプーンですくって食べることも可能です。

ヨーグルトやサラダのトッピングに
鮮やかなザクロをヨーグルトやサラダにのせると、食卓が一気に華やかに。ザクロ特有の甘酸っぱさと、つぶつぶとした食感がアクセントになります。

ザクロジュース
フレッシュザクロの美味しさをそのまま味わうなら、実をしぼってザクロジュースを作ってみましょう。バラバラにした実を布巾でギュッとしぼったり、ミキサーにかけてからザルで濾したりすれば、食べにくいザクロの種も一度に取り除くことができます。
炭酸水や紅茶、リンゴジュースで割ったり、ワインやブランデーなどと合わせたりするのもおすすめです。

ザクロ酢・ザクロシロップ
バラバラにしたザクロの実と氷砂糖を瓶に入れて漬け込むとザクロシロップに、そこに酢も加えて漬け込むとザクロ酢が完成します。どちらも、ドリンクに加えたり料理やお菓子に使ったりと大活躍です。煮沸消毒した容器に入れておけば、6ヵ月ほど保存することができます。
しぼったザクロジュースに砂糖を加えて煮詰めたり、さらにそこに酢を加えたりして、漬け込みいらずで手軽に作ることも可能です。酸味が強すぎるザクロも、これなら美味しくいただくことができます。

ザクロジャム
長期保存なら、ザクロジュースと砂糖をとろみがつくまで煮詰めたザクロジャムもおすすめ。
パンやヨーグルトと一緒にいただくと、ザクロのさわやかな風味を楽しむことができます。
糖度にもよりますが、煮沸消毒した瓶で保存すれば6ヵ月~1年ほどの保存が可能です。

そのまま食べるのはもちろん、料理に使ったり、ジュースやザクロ酢に加工したりと、さまざまな食べ方が楽しめるザクロ。
実の取り出し方も一度覚えてしまえば簡単なので、ぜひチャレンジしてみてください。

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