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栗って果物だって知ってた?

おすすめフルーツ料理

栗きんとん、モンブラン、栗(くり)蒸しようかん、マロンロールケーキ、栗パフェ等
栗を使用したお菓子やケーキ、パフェは大人気ですよね。

栗は果物です。農林水産省が作物を分類する時に、樹木になるのを果物としているので、栗は果物っぽくないように思いますが果物です。
栗は秋に実が成熟するとイガが自然に割れて、中から堅い殻に覆われた果実が現れます。

果実? 皮じゃないの?

そうですね。堅い方を鬼皮、その下の薄い方を渋皮と呼んでいますよね。でも、実はその「皮」だと思っていたところが「果実」なんです。

じゃああの食べている「実」はなんなの? というと、あれは「種子」です。

なんともややこしいのですが、

堅い皮・薄い皮 → 果実
食べている実  → 種子

梨は果実を食べて種子を捨てますが、栗は果実を捨てて種子を食べます。

じゃあ皮は? そう。あのイガが皮だったのです。面白いですね。

さて、栗は、いわゆる「ナッツ」の類ですが、栄養価としては脂肪分は少なくでんぷんが多いちょっと風変わりな食べ物ですね。しかもミネラルが豊富なので、非常にヘルシーです。
ただ、皮(ほんとは果実)を剥くのが大変なのですが…。

栗の歴史

栗の歴史はとても古く、縄文時代の遺跡である「三内丸山遺跡(青森県:約5000年前)」からも数多くの栗が出土しています。

平安時代の初期には京都の丹波地域で栽培され始め、徐々に地域が拡大していきました。書物では古事記(712年)や日本書紀(720年)にも登場し、平安時代の法典「延喜式(えんぎしき:927年)」には、乾燥させて皮をむいた「搗栗子(かちぐり)」や、蒸して粉にした「平栗子(ひらぐり)」なども記されています。丹波では現在でも栗の栽培が行われていて「丹波栗」はブランド品として有名です。

日本各地で栽培されていた栗ですが、昭和16年頃に発見された害虫「クリタマバチ」による被害で日本中の栗園は大打撃を受けました。
それ以降はクリタマバチに抵抗性を持つ品種が育成されて現在に至っています。

栗の栄養と効能

栗にはカリウムが豊富に含まれているので高血圧や動脈硬化などの予防に効果が期待できます。また造血作用のある葉酸も含まれていて、貧血予防や葉酸を多く必要とする妊婦の方にも最適です。

食物繊維は便秘改善に役立ち、ビタミンCは風邪予防や美容効果に効果があります。栗のビタミンCは、でんぷん質に包まれているので熱による損失はそれほどありません。

疲労回復に役立つビタミンB1、細胞の成長を促進し老化抑制によいとされるビタミンB2、アミノ酸の合成や代謝に必要なビタミンB6なども豊富に含まれています。

栗は栄養価の高い食べ物ですが、その一方でカロリーも高いので食べすぎには要注意です。

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