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夏バテ回復には梨がおすすめ!

梨のデザート 身体を整えよう

梨の旬は産地によっても変わりますが、だいたい7月から10月くらいまで楽しむことができます。時期によって市場に出回る品種も変わってきますので、季節を通してさまざまな種類の梨を味わうことができます。
カリウムを多く含んでいる梨は、残暑で汗をかいた時などに水分と共に補給出来る良い果物です。

●梨の主な産地

梨の主な産地は千葉県、長野県、茨城県、福島県、栃木県、鳥取県などです。なんとこの6県で全国の約5割の出荷量を占めており、特に千葉県がダントツに多く、江戸時代から梨の栽培に取り組んでいたそうです。

●梨(なし)の分類と特徴

バラ科ナシ属 (英)Pear   (仏)Poire

ナシ(梨/なし)はバラ科ナシ属の木になる果実で、中国が原産とされ、日本には弥生時代に入ってきたとされています。現在では様々な品種改良が行われ、その種類も数多くあり、沖縄を除き、日本全国で栽培されています。

●和梨、中国梨、洋ナシの3タイプ

ナシ(梨/なし)には大きく分けると、和梨、中国梨、洋ナシの3種類があります。国内で主に生産されている和梨に対し、中国梨はあまり普及せず、一部地方だけで生産されています。洋梨の様に追熟させて食べるタイプですが、食感や味は和梨に近い梨です。洋梨はラフランスやルレクチェなど近年盛んに生産されるようになりました。ここでは、主に和梨に関して、特徴や種類などを紹介していきます。


和梨には「赤梨」と「青梨」の2種類があります。赤梨は果皮が少し赤みがかった色をしていて、青梨は果皮が黄緑に近い色になっています。

赤梨

赤梨と青梨の違いは、成熟したときに出てくる果皮の斑点にあります。赤梨にはザラザラとした斑点がありますが、青梨にはありません。この斑点は、果実内に水分を閉じ込めておく「コルク」のような役割をしている大切なものです。

赤梨には「新高」「幸水」「豊水」などが、青梨には「二十世紀」や「新世紀」「菊水」などの品種があります。

赤梨と青梨は味にも違いがあり、赤梨は果肉がやわらかくしたたるような果汁が特徴で、一口食べると口の中に甘みがじわっと広がります。一方、青梨はさわやかな酸味と甘みのバランスがよく、すっきりとした甘さが特徴です。
幸水などの赤ナシの場合は薄い茶色の状態より、少し赤みがかった色になってきた頃が食べ頃の美味しい物です。いずれの梨も基本的に追熟(糖度が増し美味しくなる)はしないので、食べ頃の良い状態のものを選びましょう。

青梨

青梨系は二十世紀が一世を風靡しましたが、その後数は減り、現在では幸水や豊水など赤梨系が大半を占めるようになりました。

二十世紀など青ナシの場合は、みずみずしい緑色のものはシャキシャキとしていてみずみずしい物です。それが黄色みを帯びるにしたがい甘味をが強くなってきます。二十世紀の場合、黄緑色の中に黄色くなった部分がまだらに入った状態を虎の模様に似ていることから「虎熟れ」と呼ばれ最も美味しい状態です。

●和梨の食感は砂を感じさせる?

洋ナシの滑らかな食感に対して、和梨はざらつきがあり、サンドペアと言われ長く海外では人気が無かったようです。そのざらざらまたはシャリシャリした食感は「石細胞」と呼ばれるもののためですが、この石細胞とはリグニンなどの食物繊維によって細胞を包む壁が固くなり、食べた時にそんな食感を下に感じさせています。

●和梨は収穫時期と食べ頃の旬が同じです

和梨は洋梨と違い追熟させて食べる果物ではないので、食べ頃になった物が収穫され、収穫後はすぐに出荷されます。なので、収穫時期=食べ頃の旬と言えます。

●梨の食べ頃の美味しい旬の時期

和梨は品種によって少しずつ収穫の時期がずれ、速いものだと幸水などが7月頃から出回りはじめます。それぞれの品種ごとの旬の時期は下の旬のカレンダーを参考にしてください。
おおむね、日本梨が沢山出回り、食べ頃の美味しい旬の時期と言えるのは8月から9月にピークを迎え10月頃となります。とは言っても、新興梨や新雪、愛宕梨などはそれより遅い11月からが旬に入ります。

■梨に含まれている主な有効成分と効用

●夏バテを回復
梨には夏バテなど疲労回復に役立つアミノ酸の一つアスパラギン酸が140mg/100g含まれています。

●梨の咳止め、解熱効果
梨に含まれるソルビトールは、甘く冷涼感のある糖アルコールで、咳止めや解熱効果があるとされています。

●梨で消化促進
梨にはタンパク質を分解する消化酵素のプロテアーゼを含んでいます。調理に使えば肉を柔らかくする事が出来るだけでなく、食後のデザートに梨を食べる事で消化を助けます。

●カリウムを多く含んでいる
カリウムは、身体からナトリウムを出す働きのあるため、高血圧症の方によいとされています。また、汗と共に流失しがちなので、残暑で汗をかいた時などには水分と共に補給出来て良い果物です。

●成分は88%が水分
ビタミン類はあまり含まれていません。

●美味しいナシ(梨/なし)の選び方と食べ頃の見分け方

梨はお尻の方が甘味が強くなっています。選ぶ時はやや扁平気味で、お尻がどっしりとした感じのものが良いです。
梨に軸がしっかりと付いているもので、干からびていないもの、手に持った時に、果実に張りがあり固く締まっているものを選びます。また、手にずっしりと重みを感じるものがジューシーで美味しい梨です。

●ナシ(梨/なし)の保存方法と食べ方

梨の身上はシャキシャキした食感と、果汁が滴るジューシーな感じです。それを損なわないよう、乾燥しないようにビニールなどの袋に入れ、冷蔵庫の野菜室にいれておきます。そうしておけば1週間近くは美味しい状態で保存できますが、鮮度が良いうちに早めに食べるようにしましょう。

梨の身上を考えると冷凍保存には向きません。冷凍する場合は、皮を剥き、レモン汁を少し加えてミキサーにかけたピューレ状にして、ジップロックなど保存用の密封袋に入れ、薄く板状にして冷凍しておきましょう。
使い方は、煮込み料理に少し加えたり、スムージーに使ったりします。

●冷やすのは食べる1時間程前に
梨などの果物の甘味は長時間冷やし過ぎると薄れてしまいます。美味しく食べるには、食べる直前に氷水に浸けて冷やしたり、食べる1時間ほど前に冷蔵庫に移して冷やすようにしましょう。

●ナシは皮近くとお尻が甘い
ナシはお尻のあたりと、皮近くが糖度が高く甘味が強い部分になります。芯の近くはゴリゴリとしていて固く、酸味が強く酸っぱい味がします。食べる時は、皮はなるべく薄く剥き、芯の部分は少し大きく切りとってしまう方が美味しく食べられます。

●生で食べるのが一番
和梨はそのみずみずさと、シャキシャキした歯ざわりを活かした生食に最も適しています。

●果汁を絞る
梨にたっぷりと含まれている果汁を搾って、シャーベットやゼリーに仕上げることも出来ます。

●梨は肉を柔らかくする
梨にはプロテアーゼと言うタンパク質分解酵素が含まれています。これを活かし、梨をすりおろして肉を数時間まぶして浸けこんでおくと肉が柔らかくなります。ただ、浸けこんだ肉は綺麗に梨のピューレを拭きとらないと焦げやすいのでステーキには出来ません。
煮込み料理などに使うと良いでしょう。梨のピューレも旨みとして活かせます。
また、柔らかくなり過ぎてしまった梨も、ピューレにして煮込み料理に甘味料として少し加えても良いでしょう。

●梨のサラダ
 色々なサラダに使ってみてはどうでしょうか。

●梨のタルト
 色々な焼き菓子やケーキにも使えますので作ってみてはいかがでしょうか。

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