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時代を動かした女性はライチを食べていたと言われている!?

ライチ ご褒美フルーツ

ライチといえば楊貴妃といわれるくらい有名ですよね。
ライチは中国南部を原産とするトロピカルフルーツの一つですが、中国の古い書物によると紀元前2世紀の漢の時代にはすでに皇帝への献上物だったそうです。
このことからも重要な果物だったことがわかりますね。当時も、のどの渇きを摂ったり、疲労回復に役立てたりと薬としてつかわれていたそうです。
それから、篤姫。彼女もライチが好物だったそうですよ。篤姫の父親がさつまの薬草園で取れるライチを蜂蜜漬けにして江戸に送っていたそうです。もちろん滋養強壮の効能を知っていたのですね。
だから、あの動乱の大奥をたくましく生きていけたのでしょうね。

ライチの旬はいつ?

ライチの旬は4月~8月です。
ライチというと冷凍とか、輸入というイメージですが、この時期には輸入だけではなく、国産物でも生のライチが食べられます。
産地別では鹿児島や沖縄では7月、台湾や中国では5月~7月、カリフォルニアでは6月~7月に旬となります。
ライチは暖かく湿気の多い亜熱帯から熱帯の地域で、よく生産されています。アジアで作られているものと、欧米から出荷されたものでは少しズレはありますが、基本的には初夏に旬を迎えます。
日本の市場においては冷凍や輸入ものが多いですが、旬の時期には国産のものを見かけることもできます。暑い時期にはなりますが、美味しい生のライチを味わえるとなると毎年楽しみになることでしょう。
しかし、旬の時期であっても、全てのライチが必ずしも美味しいわけではありません。まだ熟していなかったり、食べごろを逃して渋くなり始めていたり、ハズレを引いてしまう可能性もあります。

美味しいライチの選び方

皮の色が鮮やかなもの。

日本でよく売られているライチは赤い皮のものがほとんどですが、中国や台湾原産のものには緑色の皮をしているライチもあります。どちらの色であっても、皮の色が鮮やかに色づいているものが食べごろのサインです。

皮が裂けてないもの。

(袋に入れて売られているものは下を見て汁が出ていないか確認してみてください)
ライチの傷み始めもまた皮に現れ、色が黒ずんできます。実を触った時にへこんだり、皮に切れ込みが入っている場合も劣化している恐れがありますので、食べるのは避けましょう。

トゲがしっかりしているもの。

色の鮮やかさと共にチェックしたいのが、皮に付いているトゲです。ライチの見た目を強面にしてしまう要因になっていますが、このトゲがしっかりしているものは果汁をたくさん含み、プリプリの食感を楽しめます。
反してトゲの勢いが落ちてしまっているものは、劣化していると判断できます。食べごろを見極めるには、直接トゲの状態を触ってみることも大切です。

ライチの皮の剥き方

ライチの皮はうろこのような表面をしていて、またトゲもあるため一見硬そうに見えます。しかし、熟したものは皮が柔らかく、ナイフを使わずとも簡単に剥くことができます。
ナイフを使用する場合はまず切り込みを入れ、そこからバナナの皮剥きと同じように剥いていきます。指で皮を剥く場合は、ヘタの部分を爪先を使って取り除き、ブドウの実を取り出す時のようにおしりの部分をつまみます。こうすることで、つるっと半透明の魅惑的な実が目の前に現れてくれます。
皮を除いたらそのまま食べてもよいですが、ライチの果肉内には大きな種が入っています。わずかに毒を含みますし、気にしながら食べると果肉の美味しさを存分に楽しめないので、種も実から剥がして食べるのがおすすめです

栄養豊富で美味しいフルーツ

かの有名な世界三大美女に挙げられる楊貴妃も愛したとされるライチはスーパーなどでいつでも気軽に買えるフルーツではなく、その希少さと美味しさからハマってしまう人も多いです。
ライチはゴツゴツとした皮を剥くと、魅惑的なつるっとした半透明の実が顔を出します。個性的で芳醇な香りと、甘味と酸味がマッチした絶妙な味は、一口食べればトリコになってしまいます。その美味しさから、中国の楊貴妃がわざわざ遠くまで遣いを出し、ライチを手に入れていたというエピソードがあります。

●主な栄養成分
ビタミンC・ビタミンB・葉酸・カリウム・食物繊維・ナイアシン

特に女性にとってうれしい栄養が豊富に含まれています。代表的な栄養素として、ポリフェノールの一種でもあるロイコシアニジンと、ビタミンCが挙げられます。ロイコシアニジンはシミの生成を抑制し、美肌効果のあるビタミンCとタッグを組んで、肌を若々しく保ってくれます。
さらに、貧血予防とコラーゲン生成の元になる銅や、妊婦さんに欠かせない葉酸も多く含んでおり、女性なら誰もが欲しい栄養を持ち合わせています。こういった効能も、楊貴妃に愛された理由といっても過言ではありません。

ライチの旬は短い!保存方法も知っておこう。

フルーツは収穫してから日持ちするものはあまりなく、保存をしっかりしないとすぐにダメになってしまいます。中でもライチは鮮度が落ちやすいので、適切な保存の仕方や、食べきれなさそうな時の対策を確認していきます。

冷蔵保存は早めに食べる

ライチは非常にデリケートなフルーツなので、常温で保存するのはやめましょう。できればすぐに食べるのが一番ですが、買ってきた量によっては余ることもあるので、冷蔵庫で保管します。
冷蔵庫内の適温は10℃前後で、そのまま入れるのではなく皮の乾燥を防ぐよう新聞紙で包み、さらにポリ袋に入れてから入れましょう。
ライチは皮から傷み始めるので、保管する作業で皮に傷がつかないよう丁重に扱います。保存期間は1週間ですが、冷蔵庫に入れていても日を追うごとに劣化は進みますので、食べられる時に早めに味わうのがおすすめです。

長く持たせるなら冷凍保存を

旬の季節がうれしくて大量にライチを購入し、確実にすぐ食べられなさそうな場合や、できるだけ長くライチを楽しみたい場合は冷凍保存をします。買いたてのものを急速に凍らせることで、旬の美味しさをそのまま楽しめます。
保存する前に皮が付いた状態で水洗いをし水気を取ります。皮を傷つけないように気を付けながら、フリーザーバッグに入れます。鮮度を保つために急速で冷凍をさせるとよいので、冷気が均一に行き渡り効率よく凍るよう、ライチの実一つ一つが重ならないように保存します。
冷凍であっても保存できる日数に上限がありますが、ライチは冷凍やけする心配がなく1年間は持ちます。冷凍ライチを食べる時は、食べる分だけを冷蔵庫で解凍させます。

そもそもライチは国産?産地はどこなの?

フルーツや野菜を買う時、国産か輸入ものかをチェックする人は多いです。やはり日本国内で採れたものの方が、鮮度が高いです。日本だとどのあたりでライチは栽培されているのでしょうか。また、よく見かけるライチはどこから輸入されているのか見てみましょう。

台湾やベトナムから輸入

ライチはたくさんの実を付ける上で多量の水分を必要とするので、春から夏にかけて雨がたくさん降る土地が向いています。また寒さに弱いため、冬季の最低気温が5℃程度までの乾燥した地域でないと育ちにくいフルーツです。
原産は中国南部で、紀元前から栽培されていたという記録があります。現在でも中国での栽培量が一番多く、その他には台湾やベトナム、インドなどのアジア圏から、オーストラリア、アメリカ・カルフォルニアなど亜熱帯または熱帯の地域で栽培されています。
日本国内におけるライチは、99%が輸入品に頼っています。

宮崎、鹿児島など国産のライチも少ないですがあります。

日本の気候はライチ栽培には向いていないため、国産ライチは非常に珍しいです。わずか1%のシェアを担っているのは、雨が多く比較的温暖な九州地方の宮崎県と鹿児島県、あとは沖縄県でも栽培されています。中でもマンゴーが有名な宮崎県は、国産ライチのPRにも力を入れ、新しい品種も開発しようとしているようです。
過去に中国産のライチから多量の農薬が検出された例がありますが、国産のものは農林水産省が定めた基準値を守り栽培されているので、安心安全といえます。栽培量が少なく希少ではありますが、安全面に確証のある国産ライチは価格も高価になりがちです。

ライチ豆知識

毎年6月1日は楊貴妃の誕生日でした。
玄宗皇帝と楊貴妃は長安にある温泉地・華清宮で過ごしていました。
あるとき、楊貴妃が沈んでいる様子だったので、皇帝は大層心配し、訳を尋ねました。
すると、楊貴妃は「ライチが食べたい」と話したそうです。
最愛の楊貴妃の笑顔をひと目見たいがために、最もおいしいライチがとれる中国南部まで千キロの道のりを8夜8日、早馬を引き継いで届けるように命令を出したそうです。
楊貴妃が温泉で水浴びをしていたところへ、早馬が砂煙をあげてライチを届けにやってきました。
それを見た楊貴妃はたちまち甘く美しい笑顔を見せたということです。

・・・と、これが楊貴妃とライチにまつわる話なのですが、日本では、「ライチ?あまり好きじゃない。あれって美味しい?」という意見もちらほら・・・。

実は私たちが食べているライチは楊貴妃が食べたライチとは全く別物なのだそうです。
今日本に輸入や冷凍で入ってくる、または国内で栽培されているほとんどが「黒葉」という品種です。
一方楊貴妃が食べたライチは皮が緑色の「玉荷包」といい、本場中国本土でも5月の1ヶ月しか出回らない幻のライチなんだそうです。
実にジューシーで香りが高く、まさしく楊貴妃のフルーツなんだそうです。
その分価格は高いのですが、中国の人もわざわざ買ってまで食べるほど美味なんだそうですよ。
もし、5月に中国に旅行に行く機会があったらたべてみたいですね。

ライチはまだ日本人にとっては珍しいフルーツです。さらに旬の時期も短いため、楽しめるのは1年の間でほんの一時のみでしょう。
冷凍されたものも美味しいですが、旬の生ライチは一度食べると比べ物にならないほどハマってしまうようです。次の初夏には、ぷりっと果汁たっぷりの生ライチを体験してみましょう。

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