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夏のイメージのレモンですが、実は冬が旬です!

ダイアリー

酸っぱくて爽やかな味わいと香りのレモン。料理やスイーツなど、さまざまな場面で使うことができますよね。レモンは年間を通して流通しています。年中スーパーで見かけるレモンですが、実は国産レモンの旬は冬なのです。

国内レモンの収穫時期

9月頃から収獲され始めますが、まだ青い状態なのでグリーンレモンとも呼ばれます。
このグリーンレモンはもぎたてのフレッシュ感が味わえると人気です。冬以降は黄色く色づき、12月下旬から3月頃までが旬とされています。
冬は温暖で夏は雨の少ない地方がレモンの栽培に適しています。海外ではシチリア島や南カリフォルニアがレモンの名産地として知られています。国内産レモンの生産量50%以上を占めるのは、「瀬戸内レモン」でおなじみ広島県。主に、瀬戸内海沿岸部の芸予諸島で作られています。暖かい気候のなかで育つので、ほかには愛媛県も高い生産量を誇ります。

レモンの品種

レモンは品種によって生産地が異なり、味や香りも少しずつ違います。

・リスボン
リスボンという名の通りポルトガルが原産地の酸味が強いレモンです。果重は100~140g程で、果汁が多く、さわやかな香りを放ちます。現在は主にアメリカのカリフォルニア内陸地帯で生産されています。日本には明治末期に伝えられました。寒さや風に強く、国内産は9月~12月頃に出荷されます。輸入品は1年中手に入ります。

・ユーレカ(ユリーカ)
アメリカのカルフォルニア沿岸地域で多く栽培され、外見・味ともにリスボンとよく似ています。ジューシーで香りも良く酸味がしっかりしているレモンです。果重は110~130g程で種は少なめです。国内産は9月~12月頃に出荷されます。

・ジェノバ
主にチリで栽培されている酸味が強いレモンです。チリでは6月~10月頃に収穫されています。果重は100~140g程で、種は少なめです。豊富な果汁と良い香りが特徴です。

・メイヤー
酸味が少なくやや甘みが感じられるレモンです。他のレモンより丸みがあり果皮の色がオレンジがかっており、オレンジとの自然交雑で誕生したといわれています。主にニュージーランドから輸入されていますが、最近では日本国内でも生産されるようになりました。

レモンの見分け方

レモンを選ぶときに重要視する点は弾力と重みです。弾力がありずっしりと重いものは、水分が多く果汁が多い証拠!逆に弾力がなく軽いものは皮が分厚く、果汁が少ないということです。
そして全体的にむらがなく黄色になっているものを選びます。軽いレモンは水分が少ないというサインなので、重みがあるレモンを選ぶことをおすすめします。皮にしわがあったり、変色しているものは避けてください。また輸入ものは農薬が使われているので、皮まで使いたい場合はできるだけ国産ものを選ぶようにしましょう。
国産のものが手に入らず、皮も使いたい場合は塩もみをしてからこすりながら水洗いして使うようにしてください。

レモンの保存方法

レモンは密封できる袋に入れておけば冷蔵庫で一カ月くらいは持ちます。しかし、カットしてしまったものはラップに包んで冷蔵庫に入れ、できるだけ早く使い切るようにしてください。
長期保存したい場合は冷凍庫がおすすめです。絞った果汁を冷凍するか、スライスしたものをラップに包んで冷凍しましょう。

レモンに含まれる栄養素

レモンは柑橘類の中でも多くのビタミンCを含む、ビタミンCの代名詞的な存在の果物です。
クエン酸も豊富に含まれており、ビタミンCの効果と合わせて美肌効果や疲労回復、風邪予防などに効果を発揮します。他にもたくさんの栄養が含まれていて、食べることで健康にプラスに働きます。主な栄養を紹介します。

●クエン酸
レモンを食べると酸っぱいのは、クエン酸が多く含まれているから。酸味のある成分で、香りや味から酸っぱさを感じます。レモン以外にも、梅干しやオレンジなど酸味のある食べ物に含まれている栄養素です。
なかでもレモンのクエン酸量は群を抜いていて、クエン酸の効果を実感しやすいフルーツ。体内に吸収しにくいミネラルの吸収をサポートしたり、殺菌効果で細菌の繁殖を抑えたりするのが、主な働きです。

●ビタミンC
レモンの栄養の中でも、馴染みのある方が多いのがビタミンC。「ビタミンCは酸っぱい」というイメージがあるかもしれませんが、酸っぱいの元はクエン酸です。
ビタミンCは、レモンの果汁に含まれていて、抗酸化作用を持っています。皮膚や粘膜を健康に保ったり、コラーゲンを合成して体を健康に保ってくれる栄養素です。

●ポリフェノール
ポリフェノールとは、苦味や色素に関わる成分。レモンの皮をかじったときに、ちょっと苦味を感じるのは、皮にポリフェノールが含まれているからです。
ポリフェノールは自然界に5,000種類以上あると言われ、チョコに含まれるカカオポリフェノール、ブルーベリーに含まれるアントシアニンなどが有名です。レモンには、エリオシトリン、ヘスペリジン、ルチンといったポリフェノールが含まれています。

●リモネン
レモンの香りをかぐと、すっきりした気持ちになったり、気分が落ち着いたりすることがありませんか。これは、リモネンという成分の働きです。
レモンの皮に含まれていて、アロマや香料などにも使われています。香りでリラックスできるだけではなく、体内で血行を促進したり、免疫力を高めたりする働きもある栄養素です。

●カリウム
カリウムは、ナトリウムと一緒に細胞の浸透圧の維持、臓器・筋肉の調整、神経刺激の伝達など様々な調節機能 を担っています。多くの食品に含まれているため、不足しにくいものの、欠乏が起きると脱力感を感じたり、筋力が低下したりするので注意が必要です。
レモンには、カリウムが多く含まれているので、不足しないように補給に嬉しい果物と言えます。余分なナトリウム(塩分)の排泄を促す効果もあり、高血圧予防にもぴったりの栄養素です。

●カルシウム
牛乳などに多く含まれるカルシウムは、レモンでも十分に摂取できます。骨や歯を形成するために働き、丈夫な体をつくるために欠かせません。興奮を抑える働きもあるため、気持ちを落ち着けたいときにもカルシウムは効果的です。

レモンを食べることで期待できる健康効果

レモンには多くの栄養素が含まれていて、それぞれが体に作用することで、健康効果も多く期待できます。日々の疲れやストレスはもちろん、健康維持や体づくりにも効果を発揮します。

疲労回復
レモンに含まれているビタミンCには、疲労回復効果があると言われています。運動後にはちみつレモンを食べたり、風邪を引いたときに果物を食べたりするのは、そのためです。
仕事や家事、運動などで疲れを感じたときには、レモンを食べるのがおすすめ。倦怠感や食欲不振になりやすい夏バテにも効果的で、疲労やストレスを軽減して、早く回復できるようになります。

血圧を抑えてくれる
ポリフェノールやカリウムによって、血圧や血流を整える効果を期待できます。レモンには、ルチンというポリフェノールが含まれていて、動脈硬化を予防する効果を持っています。酸味や苦味によって、食材の味を引き立てるのも特徴で、程よい味付けでもしっかりと味を感じられて、減塩を実践しやすいです。カリウムは、腎臓が再吸収しようとする塩分を尿から排泄させる働きがあります。過剰な塩分が排出されやすくなり、高血圧予防に効果てきめんです。

骨を丈夫にしてくれる
カルシウムは、レモンよりも牛乳の方が摂取できそうですが、効率の面ではレモンも負けていません。クエン酸が持つキレート作用によって、カルシウムを腸に吸収しやすい形に変えることができます。
カルシウムは、本来体内に吸収されにくく、ほとんど排出されてしまいます。レモンなら、クエン酸と一緒に摂取でき、カルシウムが体内に残りやすいので、骨を丈夫にしてくれるのが嬉しい効果です。

免疫力アップ
ビタミンCは、ウイルスや細菌と戦ってくれている、白血球やリンパ球にも含まれています。レモンで摂取することで、免疫機能に栄養が補給され、風邪や病気に強くなりますよ。
白血球が働く際に発生する活性酵素は、多すぎると正常な細胞も攻撃してしまいます。ビタミンCには、活性酵素の働きを抑える抗酸化作用もあり、免疫によるトラブルを抑制することも可能です。

アンチエイジング・美肌
ポリフェノールやビタミンCの抗酸化作用は、皮膚や粘膜を健康に保つ効果があります。目に見える肌の調子を整えられるので、美肌になりたい方や維持したい方におすすめ。組織や細胞の老化を防ぐ作用もあり、アンチエイジングによっていつまでもキレイでいられるでしょう。

レモンのおすすめの食べ方

レモンに健康効果があるとわかっていても、そのまま食べるのはなかなか難しいですよね。酸っぱくて食べにくいレモンも、料理やドリンクに入れれば、美味しく栄養を摂取できます。

●はちみつレモン

●レモンドリンク

レモンを摂取するなら、食べやすく加工するのがおすすめ。料理やドリンクにカットレモンを添えるだけでも栄養を摂り入れられます。ぜひ健康のために日頃から食べてみてください。

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